VR実現を目指して

VRを目指す人の応援記事や、ニコ動関連の雑記など。

【SteamVR】HTCViveのベースステーションとは何なのか?などなど

以前お伝えした、Valveの発表したVRデバイス、HTCVive。

台湾HTCがVRデバイス『HTCVive』を発表!! - VR実現を目指して

 

過去記事ではわかっていなかったことあれこれをまとめてみました。

まずはスペック。

画面解像度:2160×1200ドット(片目あたり1080×1200ドット)
リフレッシュレート:90Hz
視野角:110度

はい、前回の記事では視野角が分かってなかったんですよね。

視野角は110度とのこと。これはオキュラスのVRデバイスと同等で、これを越える視野角のデバイスはないので、現状の最高視野角ですね。

 これで不安は払拭されたと言っていいでしょう。

 

そしてリフレッシュレートの90Hz(90fps)ですが、Valveが「ネイティブ90fps動作が前提」という発言をしています。

つまりは、「途中でfpsが変化してガタガタにならないよう、90fpsで安定させる」ということなのですが、これは非常に大事。

SCEのVRデバイス、「モーフィアス」の気になる点は、リフレッシュレートの項目が「60Hz 120Hz」となっていること。

 さすがに60~120fpsを行ったり来たりするなんてことは無いと思いますが、タイトルによっては60fps動作の可能性があるのかも?なんて勘ぐってしまいます。

なので、「ネイティブ90fpsが前提」と言い切るValveの発言はなかなか心強く感じますね。

 

 そして前回記事でよくわからなかったコントローラとベースステーション

 

まずはコントローラ

参考URL:http://www.pcgamer.com/steamvr-hands-on-valve-overtakes-oculus/

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・・・はい、こんな感じらしいです。

自分はPSMobeを想像していましたが、この画像を見る限りではボタン的な物が見られないような気も・・・?

元サイトの英語をgoogle先生の力により翻訳したところ、コントローラにはトリガートラックパッドが付いているとのこと。

Steamは別の周辺機器でもコントローラを発表したりしていますが、そこでもトラックパッドを採用していましたね。

果たしてボタンに操作に慣れている私達にどんな感覚をもたらすのかはわかりませんが、それも楽しみなのかもしれません。

 

このコントローラを体験した際の問題点として、ケーブルの問題が指摘されていました。

といっても、これはデモ版の仕様であり、製品版では上記画像のようにワイヤレスで使えるでしょうから大丈夫でしょう。

 

 

そしてお次はベースステーション

これはモーフィアスにおけるPSカメラ、オキュラスリフトにおける赤外線カメラ(CMOSセンサ)のようなもので、要するにVRデバイスの向いている方向などを感知するための装置なわけですが、この全貌がついに明らかに・・・!

 

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はい、これです。

 

えっと・・・解説しますと・・・

ベースステーションは、部屋の上部の隅に2つ設置します。

そして大体4.5m四方の範囲のHTCViveの位置や傾きを感知し、映像に反映させるわけですね。

その映像はモーフィアスなどと同じく、テレビ画面にも映せると思われます。

そしてVR空間を自由に動く際に気になるのは、「壁とかにぶつかったらどうするんだ」ということですが、ベースステーションは障害物も認識しているようで、「現実の壁の位置を画面内に表示する」他、「壁が近づくと警告を表示する」とのことです。

いや、もちろんこれを遊ぶ際には、床に躓くものがないよう、綺麗にする必要があるとは思いますけどね。

あれです、「ルンバを買うと、しっかり掃除させるために下に物を置かなくなるから、部屋が片付く」的なアレです。

VRをプレイすると部屋が綺麗になるのです!

 

ベースステーションはこんなの↓

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そんなこんなでHTCViveの追加情報でした。

 

ベースステーションで4.5m四方の空間を作ったとして何が出来るだろう?

というのを考えるのも面白いかもしれませんね。

ちょっと自分で考えてみたものを挙げると、

  • 全面ガラス張りで周囲には海が見える部屋を描写。
  • 部屋には重要文化財モデリングしたものを配置。
  • 部屋の中には自分の好きなキャラクターが生活。

とかこんな感じですかね。

 

「家に帰っても誰もいない…寂しい…」という方はさぞ多いと思われます。

私はわりと一人が好きな人間ですが、人間関係の煩わしさがない仮想のキャラクターであれば、部屋に居てくれたら面白そうだなと思います。

今後AI技術も発展していくでしょうし、VOICEROIDのような、文字から人間が喋っているような音声を生成できるソフトウェアもあります。

自分が挙げたような使われ方は確実にされるでしょう。

 

・・・思えばモーフィアスで話題を博した「サマーレッスン」なんてまさにこんな感じですね。

 

そんなHTCViveは、開発機が今年の春発売。

一般向けは2015年下半期に発売予定。

あれ!? モーフィアスより早い!? 

(モーフィアスは2016年春辺りを予定)

 

いやはや、思った以上に早い本格VRデバイスの一般販売。

うん、楽しみです!!